プールでドルフィンスイムアップ
お盆が過ぎると、あぁ今年もトップシーズンが始まるなぁと、少しソワソワします。
普通、夏の海と言えば7月8月ですが、ダイバーとしては、やはり9月10月がトップシーズン。
水着もセールになり、世の中の人が海水浴を終える時に、トップシーズン到来です。
何故7月8月ではないのかと言うと、個人的な問題なのですが、
めちゃくちゃ人混みが嫌い、だからです。
普段、会社でランチに誘われても、並ぶ店かを確認し、並ぶ店なら断る程、人混みが嫌い、並ぶことが本当に無理なんです。
その点、ダイビングは、海中で並ぶこともないし、なんなら道もないし、地に足さえ付いてない、それはまさに究極の自由なんです。そして同時に1瞬の気の緩みが死に繋がるという責任を伴うスポーツで、ボケーと生きている私には、修行としてとてもいいスポーツなのです。
ですが、7月8月は、ダイビングポイントも混んでることが多い。
道路も混み、着いたら海にエントリーするスロープに列が出来てる時もある。
20kg以上の装備を担いで海に入るために並ぶ…
この世の地獄です。
例え、目の前にエメラルドグリーンのカリブ海があっても、その為に並ぶということを断固拒否したい。
なので、ダイビングは、年中したいけど、7月8月は避けると、決めています。
そんな私のダイビングシーズンが、間も無く始まるので、最近は食事制限をして身体を絞っており、先日、ドルフィンスイムアップに素潜りの練習に行きました。
初めての参加だったけど、お一人様参加の人が30人程いて、素潜りの選手とかもいて、凄くいい刺激になりました。
スカイという海面を見ながらドルフィンキックをする泳ぎ方や、なんちゃらというイルカとグルグル回りながら泳ぐコツを習ったり、今まで自分では挑戦してこなかった泳ぎに沢山気づけました。
なんで、して来なかったのかなと考えていて、ある答えに辿り着いたんだけど、
カメラ。
カメラやりだして、撮ることを考えると水中での動きって制限されるな、と。
これは、結構自分の中で衝撃な気付きでした。
今までイルカと泳ぐ時は、1本はカメラなしで泳ぐことをルールとしていて、それは、カメラを持たない方がイルカが寄ってきてくれるんです(気のせい?)
そして持たない時にシャッターチャンスはおとずれるもので、悔しいので、また持って入ると。今までは、カメラなくても、さほど泳ぎは変わらなくて、潜るタイミングばかりを注視してた。
でも、今回5mのプールでみっちり泳ぎを習って、知らず間にカメラに擦り回されて、根本的な泳ぎ方を軽視していたなと振り返ることが出来きた。
この気付きだけで、3時間3000円という(私的に)格安の料金にチップを乗せて払いたいくらいでした。払ってませんけども。
あと、とても面白い訓練があって、
2人1組で片手の手を重ねあって、息を合わせながらドルフィンキックで素潜りをするってのがありました。
これは、リズムを合わすことで、野生のイルカも寄ってきてくれるというもの。
人との練習で思ったのは、そのキックのリズムがバッチリの人って、陸でのコミュニケーションもスムーズなんです。
パートナーが変わって行きます。
全然タイミング合わなくて、ぐちゃぐちゃになる人もいて、陸で話したら、完全に波長が違う人、ちょっと絶対友達にはなれないな、という人でした。
次に3人になります。
難しくなります。
最初女性3人でバッチリでした。繋がってる感半端ない。
メンバーが変わって1人抜けた女性に代わり、男性1人が入った3人になりました。
ぐっちゃぐちゃ。
こいつ…
てなっちゃいますよね。
しかも、ぐちゃぐちゃになってることにもあまり気付いてない。
彼は、デートでご飯が来たら自分だけ先に食べるタイプだろうなと想像しました。
最後に30人が1列になってやります。
途中まで良い感じでした。3人の時より、むしろいい!
これは、集団になったことによって、29人に迷惑をかけてはいけないと思う各自の責任感が増したからではないかと思います。
相手を思いやること、相手に合わすこと、これが出来る人かどうかは、手を繋いで素潜りをすれば5秒で分かるということを今回確信しました。
なので、素敵な方が居たら、まず素潜りデートをしたいと思います。