38歳の誕生日に

畑に行くと師匠から「これ履いて〜」とプレゼントされた。

この日は私の誕生日だった。

師匠は私の誕生日など知らないし、私も自分の誕生日を公表しないようにしている。言うとプレゼントをもらう事になる。物で繋がる関係はロマンチックでないし、にわかミニマリストの私としては、必要なものだけを自分で買う。物が増えるのも好きでないし、貰うとお返ししないといけないという(微かに残る私の中の日本人が)ストレスを感じる。なので、身近な友人の誕生日には、お金で買えない手作りのものや、消えもの(食べ物や洗剤)をあげるようにしている。

 

今年は、リモートなので会社にも行かず、1人畑でお野菜や虫たちと共に、静かに誕生日を迎えたのだけど、長靴を貰えたことは、嬉しかった。
船舶免許1級を取得した時、免許の発行日が25歳の誕生日の日付だった。アメリカの大学から入学許可書が届いたのが31歳の誕生日の日だった。そして38歳に届いたのが真っ青な長靴。これから数年、長靴と共に送る人生の暗示か。どれも、ただの偶然なんだろうけど、振り返ると船やアメリカは今の自分の人生のベースになっている。意味を感じずにはいられない。

 

今年はいい1年になりそうだ。

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